台湾大学の博士課程に進学することになりました

表題の通り、2020年9月より台湾大学の数学科の博士課程に進学することになりました。

2019年8月から2020年8月までは中央研究院でリサーチアシスタントの仕事をしていました。

前の記事にも書いたと思うのですが、私の修士時の指導教官の先生が中央研究院の教授で、修士を修了した後も、リサーチアシスタントとして私を雇用してくれて引き続き面倒を見てくれることになりました。

台湾大学の博士入試(申請編)

台湾大学の博士課程の入試は4月に申し込みが行われました。博士入試にも甄試と一般考試があるのですが、数学科は4月の一般考試だけでした。(ちなみに博士の受験料は2500元でした。)

今年の募集定員は4名でした。台大の数学科の博士入試は、修士とは違って筆記試験がなく、書類審査と口頭試問によって決まります。書類審査の際に準備しなければいけなかったものは、

  • 推薦状2通
  • 研究計画
  • 履修した科目の説明
  • 成績表
  • 修士論文
  • 発表済の著作物
  • その他、審査に有利なもの

などでした。推薦状は中央研究院の修士の指導教官の先生と、私の修論の公聴会に来た応用数学研究所の教授の先生に書いてもらいました。

研究計画は、私の修士時代の研究と、その延長である最近行っていた研究について書きました。発表済著作は直近でarXivに投稿したいたのでそれを添付しました。またその他、審査に有利な資料として、修士時代にポスター発表でもらった賞などを書きました。

台湾大学の博士入試(口頭試問編)

口頭試問は5月中旬に実施されました。口頭試問の前日に、数学科のWebページで口頭試問の時間、場所および口頭試問に進める受験生のリストが公開されました。緊張しながら開くと、無事自分の名前がありました。

聞いた話では6人が申し込みしていたようですが、すでに書類審査でうち2人が落とされていたようです。

また以前台大数学科の博士課程に入って中退して、台大の情報学科の博士課程に入り直した先輩や、私より1年先に博士に進んでいた修士の同期に入試の口頭試問について聞くと、当日は黒板に線形代数やら実解析やらの問題を解かされたという話を聞きました。

そこで試験前に台大修士の入試の線形代数の過去問を復習しておきました。

口頭試問当日は3、4人の教授が座っており、最近の研究の進み具合などについて聞かれました。噂に聞いていた問題を解かされることはなく、終始穏やかな雰囲気で口頭試問は終了しました。

おそらく書類審査ですでに2人落とされて、取る人間が決まっていたからでしょう。

合格発表

合格発表は6月頭にWebで行われました。無事に合格していました。一応順位が出たのですが、正取一で合格していました。

また数学科から連絡があり、台大優秀博士生獎學金という、大学の博士向けの奨学金の受領者として推薦してもらうことになりました。毎月4万元の奨学金が4年間もらえるというものです。さらに数学科独自の全員がもらえる奨学金も同時に受領できるため、毎月、台湾の大卒新入社員の給与の倍以上はもらえることになりました。

これは本当にありがたいです。修士の時からですが、台湾大学には本当に恩しかないです。博士課程に進学しても努力して行きたいです。

台湾大学の博士課程に進学することになりました」への2件のフィードバック

  1. 博士課程に進まれて活躍されることを祈っています。私は、台湾にいたときに、中央研究所に統計の授業があったので、週1でオートバイを運転して通っていました。私のほうは、今後AIで統計学を使うので、チャンスがあれば、統計学を使って、AIのソフトウェア開発に進みたいと思っています。
    私は修士課程のときに、数学研究所宿舎に無料で住んで、食事は大学宿舎の1階食堂でそんなに高くなく食事をして、毎月2000元の奨学金をもらってだいぶ助かりました。東京に来られるときは連絡してください。酒井

    1. 酒井様:
      いつもコメントを頂きありがとうございます。
      最近はいかがお過ごしでしょうか?日本のコロナウイルスもまだ収束する兆しがなくて大変ですね。
      台湾では5月の初頭からコロナウイルスが蔓延しはじめ、現在も警戒レベルが引き上げられており、飲食店も持ち帰りのみといった状況です。
      ですが新規感染者が徐々に減少しており、そろそろ警戒レベルの引き下げが行われるかもしれません。
      東京に行く際は連絡させていただきます!

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