どうも、台湾の数学科(博士課程)で統計専攻しておりますjunchengです。ようやく博士課程2年目も終了しました。博士論文以外の単位も取り終え、ようやく来年からまともに研究ができそうですw
台湾に来てから5年ほど、中国語を勉強はほとんどする時間なんてほぼなかったのですが、去年くらいから再び中国語の勉強するモチベーションを出すため、台湾の中国語の能力検定であるTOCFL (華語文能力測驗)を何度か受験しました。正式な本番試験は、今のところ4回受けて、4回ともすべて精通級に合格しました。(最新回はまだ証書が届いていないため過去の分のみ)
また台湾ではTOCFL預試という模擬試験も実施されています。これはおそらく実施団体が、各問題の正答率、難易度を評価するためのデータ取りのためにやっているものだと思われます。模擬試験の方は3回ほど受けて合計得点の判定はすべて精通級の基準に到達しておりました。ちなみにBandCで基準以上の成績を獲得すると、特製USBメモリが贈呈されますw
過去のTOCFLの成績一覧
以下の表は、過去に私が受験したTOCFLの得点データの一覧となります。受験を申し込んだのにも関わらず、コロナで中止になった分、寝坊等で受験しなかった分、そして1度、試験官の雑音(*)によって試験に集中できず途中棄権した回は表の一覧には掲載しておりません。
(*) リスニング試験中、私の前の席の人のコンピューターに不具合が出たようで、試験官が数名、集まってきて、受験者に聞き取りをし始めるなどし、まともに集中して受験できる状態ではなかった。さらに他の受験者のヘッドホンからの音漏れもひどく劣悪な環境だった。ちなみに会場は台湾師範大学。もう二度と台湾師範大学の会場は選択するのはやめようと思った。
実施日 | 正式or模試 | 試験型 | 総合成績 | リスニング | 読解 |
---|---|---|---|---|---|
2021/4/10 | 模試 | Band C | C2 (134/160) | C1 (59/80) | C2 (75/80) |
2021/9/4 | 正式 | CAT | C2 (170/200) | C2 (84/100) | C1 (86/100) |
2021/10/16 | 模試 | Band C | C2 (131/160) | C2 (62/80) | C2 (69/80) |
2021/11/13 | 正式 | Band C | C2 (132/160) | C2 (63/80) | C2 (69/80) |
2022/4/16 | 模試 | Band C | C2 (133/160) | C1 (57/80) | C2 (76/80) |
2022/5/28 | 正式 | Band C | C2 (134/160) | C2 (65/80) | C2 (69/80) |
2022/7/16 | 正式 | CAT | C2 (173/200) | C2 (87/100) | C1 (86/100) |
TOCFL試験に関する分析、考察
以下、私なりにTOCFLの問題の難易度や、成績判定に関する考察を述べます。TOCFLには本番の正式試験と、模擬試験があります。本番の正式試験にもBand A, B, Cのレベル別の試験(80点満点)と、回答状況に応じて自動的に問題の難易度が調整されるCAT型の試験(100点満点)の2つがあります。模擬試験の方はCAT型の試験はなくすべてBand A, B, Cのレベル別試験になっています。
レベル別試験 (分級考試)
まず、レベル別の試験(Band C)についてです。こちらは問題数が各50問×2つがあります。
問題数が多いためか、正式試験では高い精度で試験の得点が算出されるという印象です。ただし模擬試験の方の得点は、リスニングも読解も得点にばらつきがあるように思います。読解の方は75、76点といった(本番の正式型試験に比べて)高得点がでる一方、リスニングは57点、59点と低めの点数が出ることがあります。
おそらく模擬試験には、まだ正答率、難易度のデータがとれていない新作問題がいくらか含まれていると思われます。そして、それらの問題に対する得点の算出基準は、統計データの裏付けなしに事前に設定した値が用いられており、それゆえ回によって得点に変動があるものだと勝手に推測しております(数学科・統計専攻談)。
CAT型試験
上記の通りCAT型試験とは、回答者の得点正答率に応じて、コンピュータが随時、問題難易度を調整している次の問題を選択する仕組みになっているようです。
私の経験上、リスニングもリーディングも大体35問ほど回答したあたりで終了するようです。
こちらの方は問題数が少ない分、試験の得点算出精度がレベル別試験に比べて低いような心配がありますが、私が2回受験した経験では、どちらもほぼ同じくらいの得点が出たので、それなりに信頼していいのではないかと思われます。
また余談ですが、CAT試験のリスニングには、ダミー問題のようなものが含まれていようです。私のCAT試験のリスニング成績は2回受けて2回ともC2 (精通級)でしたが、いずれの回でも途中で突然、Band Aレベルの簡単な問題が出題されました。
おそらくこれは一種のダミー問題のようなものだと思われます。受験者にとっては「私の成績が悪くてBand Aに調整されたのかも」という疑心暗鬼な気持ちを抱かせ、その後の試験中のメンタルに少なからず影響を与えるでしょう。しかし、急に簡単な問題が出てきても、びっくりせずに落ち着いて回答するようにしましょう。
公式サイトのWeb上で受験可能な模擬試験に関して
さらに余談ですが、TOCFLの公式サイトにはWeb上で本番さながらの模擬試験を受けられるサービスが提供されています。私も一回分だけ受験したことがありますが、リスニングはたしか75/80、読解は80/80という得点が出ました。
これは私の正式な本番試験の実力より10点も高い点数になります。公式サイトには数回分の模擬試験があるようですが、私はそのうちの1回しか解いていません。他の回でも本番より10点、高い得点が出るかはわかりませんが、公式サイトの模擬試験で算出される成績は、当てにしないほうがいい(←自分の実力より高い得点が出る可能性がある)と思います。
あくまで試験形式やインターフェースに慣れる目的で使用するのが良いのではないかと思います。
P.S. こちらの記事はまた随時加筆していきたいと思います。
TOCFL C2 (華語文能力測驗精通級)
合格おめでとうございます。
私は中国政府が主催しているHSK6級を6年前に受験して205点でした。60%以上の正解でしたので合格でした。5年前にガイド試験をうけたときHSK6級で合格なので、中国語の試験は免除されました。
インタネットで調べると下記の資料がありました。
https://tocfl.jp/index.html
Test of Chinese as Foreign Language
「
実際に正式なTOCFLを受けた人がTOCFLとHSKを比較した話を聞くと、HSK5はTOCFL高階級(Band B2)、HSK6は流利級(Band C1)くらいとのことです。」
今年5月からモバイルのwebサイトのソフトウェア開発のプロジェクトにはいっています。
日本で設計をして上海側にプログラミングをアウトソーシングしているので、ときどき上海側と中国語で話しています。
中国語もだいぶ忘れてきたので最近2か月は中国語の単語の四声を調べています。四声が間違っていると中国人はきいてわからないので。
2年前からyoutubeで台湾の番組とか中国の番組をみて中国語を忘れないようにしています。
東京は本日コロナ患者は1日で30900人でした。コロナ患者がこんなにいるのに日本政府はなんの制限もしていないです。東京にくるときは前もってご連絡をお願いします。
素晴らしいです。尊敬しています。
ベトナム人ですが、東京で4回TOCFL BAND Cを受け、2回はC1で2024年5月の結果はまだ出ていないが、C2合格できるよう祈ります。