台湾で留学生活上のライフハック(勉学編)

台湾(または海外)で留学生活をする上で、勉強の質・効率等を高めるのに役立っていると思う物事に関して書いていきたい。ここで紹介している以上に良い方法があるかとは思うので、コメント欄で共有していただければ幸いです。

自炊・製本環境を整える

海外留学とは関係ないが自炊及び製本環境を整えておけば勉強する上で色々と役立つことが多い。メリットとしては

  • 分厚い本を章ごとに印刷して持ち運べる(軽くなる)。またそうすると書き込みがしやすい。分割することによりプレッシャーが減らせる。じっくり読む癖がつく。
  • PDFファイルをスマホ・タブレットに入れて旅行や外出先で参照したりできる。
  • 雨にぬれたり汚れたりしても再製本することが可能。
  • 中古本を買って中に鉛筆で書き込みがあっても消してスキャンすればきれいな形で製本できる。
  • 留学や帰国の際に荷物を減らせる。

また私は中国から数学書を台湾まで取り寄せる事が多いが、紙質がよくないことも多いので、自分で一度スキャンして自宅で再製本している。(バックアップの目的も兼ねて)

自炊・製本環境に必要な三種の神器は裁断機・スキャナ・レーザープリンタである。

  • スキャナは私の知る限り日本の方が手に入りやすい。中古でよければ、日本のヤフーオークションなどで買えば良い。私は中古のEPSON DR2510Cを数千円で購入し日本から持ってきた。基本的に白黒スキャンしか使わないが、私の満足な画質でスキャン出来ている。
  • 裁断機・レーザープリンタ等は台湾で買うと高いので、後述する淘寶で購入することをお勧めしたい。裁断機は「雲廣858 A4」というものが500枚ぐらい一気に裁断でき、しかも価格も日本円で6000円程度で購入できる。
  • レーザープリンタ(白黒)は富士ゼロックスのDocuPrint 255dw psを購入した。(確か約1万円ほど) トナーも純正に拘らなければ淘寶で非常に安くで購入できるのでランニングコストも安い。

また台湾では影印店(コピー屋)がありそちらでもスキャン、印刷、製本を行ってくれるので、大量に印刷する時、裁断できない本のスキャン代行などは、そのような店を利用した方がいいだろう。製本にかかる値段も店によってマチマチなので数件回ってみるとよい。(特に印刷費用より表紙をつける値段は店によってかなり金額が違う)

淘寶

淘寶の利用目的

台湾で生活する上で非常に便利なものとして中国のショッピングサイト淘寶が挙げられる。特に中国で販売されている数学や語学の参考書などを取り寄せるときに淘寶をよく使う。数学の参考書などでも、演習書の類などは英語圏よりも、中華圏のほうが豊富な印象を受ける。参考書を探す際は、中国の書籍もぜひ調べておくとよいと思う。

さらに英語圏の教科書でも、淘寶で探せば安くで手に入る場合もある。(ただし後述のb-ok.orgも利用価値は高い) その他にも衣料品・文具・コンピュータ部品などもこちらで買うと安い。(製本用に分厚いホッチキスを買うと良いだろう)

(台湾の博客来でも簡体字の本が手に入る場合もあるので、そちらで手に入れば、わざわざ中国のサイトを利用する必要はない) 

台湾への送り方

淘寶で買った商品は「集運」といって倉庫に送ってもらってから、まとめ送ってもらうことができる。そうすると送料を大幅に浮かすことができる。このような集運サービスにも何社かあるが、上海にある增利である。增利はファミリーマートと提携しているので、自宅ではなく自宅近くのコンビニに送ってもらうことができる。

淘寶公式の集運サービスは、增利以外にも深センの順豐など合計4社ほどあるが、以前マザーボードを取り寄せた時は、店側が順豐を指定してきたので、送る物に応じて使用する運送会社を選ぶとよいかもしれない。

また余談であるが、特定のカテゴリの商品は台湾に送ることが出来ないが「私人集運」などで調べれば、公式では送れないものも送ることができるらしい。ただし台湾側の法律を犯していないか自分で注意する必要がある。(特に輸入許可が必要なものなど)

蝦皮、TAAZE.com(讀冊)

台湾でインターネットの書店といえば博客來、三民網路書店などがあるが、値段の安い中古本を探したい場合は、上記の蝦皮、讀冊などで探せばよいだろう。

台湾の大学院入試問題集・公務員試験参考書

台湾では日本よりも大学院入試がオープンという印象があり、大学院入試のために予備校に通う人も多い。さらに大学院の入学試験の過去問題集なども整理されて多くが出版されており、日本よりもずっと充実しているという印象を受ける。私自身も台湾留学するために、台湾で売られている線形代数や数理統計の大学院入試の過去問集を買って勉強をした。(「高點」という予備校の出版社の本)

それらは意欲的な大学生の自習用の参考書としても多いに活用できるはずである。

大学院入試問題集以外にも、中華民国の各種公務員試験の参考書・演習書なども自分の専攻している分野の問題演習に使えると思う。

例えば科目名+「歷屆試題」などのキーワードで検索してみると良いと思う。

フリーで公開された教材

勉強する上で必ずしもお金を払って買った本だけが勉強に役立つものとは限らない。Googleなどで検索して無料で公開されている優れた教科書や資料なども多い。

簡体中国語で書かれた資料を探す際は、googleよりも百度の方が役立つ事も多い。(私の場合は中国の数学書についている演習書の他人の書いた答えなど探したりする)また余談だが、上記で述べた淘寶でも3~5元ぐらいで代わりにpdfを探してくれるサービスがある。

またz-lib.orgというサイトも英語の資料を探す上で重宝するかもしれないが、違法だと思われる資料も多くアップロードされているので利用は推奨されない。

カルチャースクール

台湾での留学生活に慣れてくると、自分の所属する学校以外でも学びの機会を求めたくなるかもしれない。

私はベトナムのホーチミンに旅行に行ってからベトナム語に興味を持った。台湾大学でもベトナム語は開講されているが、学期途中から参加できるようなベトナム語の教室を探していると、政治大学の公企中心で、一般向けに語学のクラスが開放されていると知り参加した。費用は全10週で4500台湾元ほどだった。

以下にリンクを貼っておく。中にはチェコ語やポーランド語といった比較的マイナーな言語もあるので興味のある人は参加してみると良いだろう。

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