博士課程のQualifying Exam(筆記)に合格しました

台湾大学のD1のjunchengです。大分時間は経ちましたが2月末か3月初頭にQualifying Examを片付けたので今日はその事を書きます。 日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、台湾の大学院の博士課程(一部では修士課程でも)では、アメリカなどと同じようにQualifying Exam (中国語は資格考)と呼ばれるものがあります。 台湾大学の数学科ではD2の後期までに、Qualifying Examの筆記試験2科目に合格しなければなりません。Qualifying Examは毎学期が明けると1週... 続きを読む | Share it now!

台湾大学を卒業しました(修士)

だいぶ時間が経ちましたが、今年2019年の7月末に無事台湾大学から卒業しました。ですが来年また数学研究所の博士課程に入るかもしれません。現在はリサーチアシスタントとして台北市内の某研究機関でのんびりと過ごしています。 卒業式 応用数学研究所の代表に選ばれたので、卒業式当日は、台に上がって校長先生から卒業証書と書かれた空っぽの筒を受け取る役をさせてもらいました。また午後からは学科別の卒業式もあり、数学科棟でも卒業式が行われました。 学校を卒業して働き出すと人間は金銭以外では繋がることが難しい中、学校や大学と... 続きを読む | Share it now!

卒業前に台湾大学での学びを振り返る

来る2019年6月1日は台湾大学の卒業式である。先日、数学科の事務室から電話があり、卒業式における応用数学研究所の「領證代表」、つまり卒業証書を受け取る代表者に選ばれたと連絡があった。どのような基準で選ばれたかは知らないが、この3年間の学業成績が認められたのであれば大変嬉しく、また光栄に思う。 今は来月初頭に参加する予定の統計学研究報告会の準備や修士論文の執筆を行っている。少し気は早いかもしれないが、最近はコンピュータを開く回数が多いので、この3年間の学びについてブログ上で振り返ってみたい。 1年目の前... 続きを読む | Share it now!

日本の理系修士vs台湾の理系修士

はじめに 前回の記事に対するコメントで日本の大学と台湾の大学で両方、修士課程を経験している私にそれぞれの違いを語って欲しいというお声を頂いたので、今日はそれについて書いてみたいと思う。 記事のタイトルは「日本の理系修士 v.s 台湾の理系修士」としたが、私も日本と台湾の全ての大学や学部・研究科の状況を知っているはずもなく、あくまで私個人の経験の違いとなる。いわば「日本のいた時の自分 v.s. 台湾にいた時の自分」と思って読んでいただくのが良いかも知れない。 そもそもなぜ日本と台湾で修士課程を経験する... 続きを読む | Share it now!

台湾大学修士三年第一学期の成績(107-1)

今学期でついに修士論文を除いて、卒業単位が揃いました。今学期は確率論Iとベトナム語I(上)を履修しました。両科目ともA+の成績で通過していました。これで台湾大学に来て履修した全科目においてA+(GPA4.3)の成績を修めることができました。とりあえず今回は今学期について振り返りたいと思います。 確率論I / 機率論I 確率論Iは「測度論の復習」、「大数の法則」、「中心極限定理」、「マルチンゲール」の4つが主な内容でした。用いた教科書はRick. DurrettのProbability... 続きを読む | Share it now!